・40代で転職中だけど志望動機の書き方がわからない…
・書類や面接が通らないのは志望動機のせい?
・例文があれば参考にしたい!
こんな悩みにお答えします。
40代からの転職で多い悩み、それは書類選考が通らないこと。
僕も40代で転職を経験してますが、70社応募しても「誠に残念ではございますが、今回はご希望に沿いかねる結果となりました」といったメールがほとんど…。
もう転職はムリかも…と何度もあきらめかけました。
でもある改善で面接へ進むことが増えたんです!
それが志望動機。
僕はどの会社にも同じような志望動機を書いていたんです。
そんな経験をもとに、40代の転職で重要な志望動機の書き方をご紹介します。
本記事の内容
- 志望動機を作るための準備
- 志望動機の書き方・コツ・注意点
- 例文を公開
記事を読めば、40代らしい志望動機の書き方がわかるだけでなく、書き方のテクニックやコツも理解できます。
書き方のパターンさえつかめば、応募先の企業にマッチした志望動機が作れるので、書類選考が通過しやすくなります。
もちろん面接の際の志望動機にも活用できるので、内定への近道になります。
ぜひ参考にしていただき、40代からの転職を成功させましょう!
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志望動機に必要な3つの準備とは?
相手の心に刺さる志望動機を作るために、40代はこのポイントを押さえるのが基本です。
なぜかというと、企業は40代に即戦力を求めているからです。
40代は豊富な経験があり、専門的なスキルも身につけています。
その経験やスキルを企業は欲しがっているんです。
自分の経験やスキルを活かして、どんな貢献ができるかを伝えるためには、次の2つを理解する必要があります。
- 自分の強みや経験・スキルを自分で理解する
- 企業がどんな人材を求めているかを理解する
1を理解するための準備が、自己分析とキャリアの掘り起こし。
2のための準備が、企業研究・求人情報の理解です。
この2つの準備がしっかりできないと、相手の心に刺さる志望動機は作れません!
自己分析とキャリアの掘り起こしから見つけた自分の強みを、企業研究から見えた「求める人材」にマッチングできれば、企業の採用担当が「この人なら活躍してくれる!」と納得します。
だから志望動機を書く前の準備がとても大切なんです!
では具体的な準備の方法を見ていきましょう。
自己分析
自己分析とは、これまでの人生や仕事を振り返り、その経験の中から自分の強み・弱み、得意・不得意を見つけ出すことです。
もっとも簡単なやり方は、過去の振り返りです。
学生時代から現在までの出来事や経験、エピソードをしっかり振り返ります。
印象的なエピソードを思い出したら、こんな深掘りをしてください。
- 自分がどう感じたか?
- どう考えたか?
- どう取り組んだか?
- その結果どういう結果を出して自分の意識がどう変わったか?
コツとしてはできるだけ具体的に深掘りすること!
これによって当時の感情や行動を思い起こすことができて、その中から自分の強み・弱み、得意・不得意を見つけ出すことができます。
見つけ出した中から強みの部分・得意な部分をピックアップすれば、それがあなたのアピールポイント!
ここで僕が実際に自己分析した例をお見せします。
①誰もやりたがらない時間と労力がかかる仕事を仕方なく引き受けた。
②残業や休日出勤を繰り返し、気難しいお客様と上手く協力して、がむしゃらに仕事を進めた。
③結果、厳しい納期にも間に合い、1000万円の売上げを作り評価された。
①→責任感
②→忍耐力・協調力
③→成果・仕事の結果
このようにプロセスを洗い出すことで僕の強みが見えてきました。
そんなに難しくないですよ!
普段の何気ないエピソードにあなたの強みは隠れています。
だから過去をしっかり振り返り、エピソードを深掘りましょう。
自分の強みが分からないと転職はムリ!強みの見つけ方・伝え方を紹介
キャリアの掘り起こし
これまでの仕事上の経験・経歴をすべて掘り起こして、そこから得られた知識・経験・スキル・実績・能力を再確認すること。
これがキャリアの掘り起こしです。
まずはじめにこんなことを振り返りましょう。
- 思い出に残る仕事
- 困難だった仕事
- 成長できた仕事や経験
コツとしてはしっかりリアルに思い出すこと!
次に掘り起こした仕事の中で、
- どう考え、どう行動したか?
- その結果どうなったか?どういう成果を出したか?
- その仕事でどんなキャリアやスキルを身につけたか?何を学んだか?
を思い出してください。
そうすると、
「この経験からこんなスキルが身についてたな!」
と思うことがあるはずです。
それがあなたのアピールできる知識・経験・スキル・実績・能力です!
40代の転職で大事な自分の強み!見つけるための4つの方法を紹介
企業研究・求人情報の理解
まずは企業研究。
チェックすべき内容はこの2つです。
- 企業理念・経営方針(目指す目標)
- 企業の商品・サービスで力を入れているもの
たとえば①なら、こんな言葉が求人情報や企業ホームページに掲載されています。
- 「◯◯年までに売上○◯億円を目指す」
- 「○○年までに市場のシェアを○%にする」
こういった内容は必ずチェックしましょう!
企業が「何を目指しているか」を理解していないと、自分の経験をどう活かすか説明できません。
②も同様で、企業が力を入れる商品・サービスに対して、あなたの経験やスキルをどう活かして貢献できるかを説明できれば、相手に刺さる志望動機が作れます。
ちなみに企業研究はこちらがヒントになります。
ひとつの情報に偏ることがないよう、幅広く調べるのがポイント!
次に求人情報。
求人情報をチェックするには、転職サイトがベスト!
転職サイトの求人情報には、
- 対象となる方
- 応募資格
- 募集背景
- この仕事のやりがい・厳しさ
- この仕事に向いている人・向いていない人
こんな項目があります。
企業がどんな人を採用したいのか?がわかれば、どんなアピールをすれば採用されるかが見えてきます。
これが志望動機のヒントになります!
志望動機の書き方
書き方にはパターンがあります。
- どうしてこの求人に興味を持ったか?
- 自分の強みや経験・スキルをどう活かせるか?
- どんな貢献ができるか?どうなりたいか?抱く未来を伝える
この流れでストーリーを考えましょう。
このパターンで書けば、話の展開がシンプルでわかりやすく、相手に伝わりやすい志望動機になります。
そして書くときにもっとも大事なポイントになるのが、
です。
企業が求める人材とあなたの強みがマッチしていることが、書類選考を通過する重要なポイント!
でもどうやってマッチングさせるの?
大丈夫!
すでにあなたは準備ができています。
というのも先ほど説明した2つの準備がありますよね?
- 自己分析とキャリアの掘り起こし
- 企業研究・求人情報の理解
この2つの準備がここで必要になるんです。
自己分析とキャリアの掘り起こしによって、あなたの強みや活かせる経験・スキルを見つけています。
企業研究・求人情報の理解で、どんな人材を求めているか?がわかっているはずです。
つまり企業の求める人材に合わせて、あなたの強みや経験・スキルをアピールできればマッチングできます。
たとえばマネジメント経験のある人材を募集する求人の場合、あなたが何らかのマネジメント経験で実績を出したことがあればマッチングできます。
また営業経験を求める求人なら、たとえ業種が違っていても営業経験があれば十分アピールできます。
志望動機で大事なのは、企業の求める人材とあなたのスキルがマッチすること!
マッチしていないと、採用条件に合っていないと判断されて即アウト!なので注意しましょう。
書き方のコツ
マッチングの方法がわかれば、次はそれをどう表現するかが問題です。
志望動機は採用担当者の印象に残らないと意味がありません!
採用担当者は1日に大量の志望動機をチェックします。
ありきたりな志望動機では、採用担当者の目に留まらずスルーされることに…。
そうならないための書き方のコツを2つご紹介します。
- 具体性・オリジナリティを入れる
- 熱意を伝える
このコツを押さえれば、他の人とは一味違う内容になり、採用担当者の印象に残る志望動機になります。
それぞれポイントを解説します。
具体性・オリジナリティを入れる
具体的なエピソード、経験、数字を入れること。
他の人とは違うオリジナリティのある内容になるので、相手にインパクトを与え印象に残る効果があります。
たとえば、次の説明だとどちらがインパクトがありますか?
明らかに2の方が安さのインパクトが大きいですよね!
このように具体的な数字やエピソードを使うだけで、相手の印象に残る内容になるんです。
志望動機は採用担当者の印象に残ることが大切なので、必ず守ってください。
熱意を伝える
採用担当者は入社意欲をチェックしています。
どうしてもこの会社に入りたい!という熱意や想いが伝わる志望動機にすることがポイント。
ただがむしゃらに熱意を伝えても、相手には伝わりません!
こちらの例のように、企業の特徴などを根拠に伝えることが大事です。
- 私の○○経験を、貴社の○○に活かして貢献したい!
- 貴社の武器である○○を活用して、自分がこれまで開拓してきた○◯業界の市場を拡大したい!
こうすれば相手に刺さる熱意になります。
一方通行の熱意にならないように注意しましょう!
*企業の特徴を調べる方法は、前章の「企業研究・求人情報の理解」で詳しく解説しています。
相手に伝わるテクニック
ズバリ!
PREP法(プレップ法)を使えば相手に伝わる志望動機が簡単に書けます。
この方法を使うメリットは、
- 論理的になる
- 説得力がある
- わかりやすい
といった効果があります。
簡単な例で説明します。
- 【結論】私はTwitterが好きです。
- 【理由】なぜなら多くの人に情報発信できて、その反応が見えるからです。
- 【具体例】たとえばツイートすると、それに共感してくれる人からフォローやリプライがあったりして、自分の考えに対する共感や意見がわかります。
- 【結論】だから私はTwitterが好きです。
論理的でわかりやすいですよね!
このPREP法が、志望動機にも使えるんです。
論理的で相手に伝わりやすい志望動機になるので、試してみてください!
つづいては、これまで説明した内容をもとに書いた例文をご紹介します。
40代の志望動機【例文】
志望動機の書き方のポイントを踏まえて、実際に僕が使った例文がこちらです。
営業職の内容ですが、全体の流れや書き方のコツはどなたでもアレンジして使えるので、参考にしてください。
応募企業の求める人材
- 営業経験者
- お客様企業の役に立ちたいと考えられる方
- 顧客の立場に立ってどう貢献できるか考えられる方
志望動機
これまでの経験から「相手の立場で考え、安心感を与える」ことがとても重要だと感じております。
貴社が「顧客の立場に立ってどう貢献できるか考えられる」人材を求めていることから、私の営業スタイルが活かせると考え応募いたしました。
私が広告営業として車のセキュリティー会社を担当していたとき、営業が上手くいかない時期がありました。
そんな時、社会問題になっていた高級自動車の盗難に関する資料を持参しました。
全国の自動車盗難件数と自動車保険の利用率をまとめたもので、車の盗難は大都市圏だけでなく地方も多いというデータでした。
お客様の意見を聞きつつ、地方への広告展開の必要性をアドバイスしたところ、とても興味をもっていただきました。
結果として雑誌広告の契約をいただき、商品販売数が前年比3%アップになり、売上アップに貢献できました。
お客様の気づいていない情報を提供したことで、隠れたニーズを見つけることができた経験でした。
しかもこれをきっかけに信頼関係が生まれ、年間契約の仕事もいただき、現在まで長いお付き合いができております。
この経験から、相手の立場で考えることで私に安心感をもっていただけることに気づくことができました。
このような私の営業スタイルを貴社の営業に活かして、営業売上アップに貢献したいと考えております。
企業の求める人材と僕の経験・スキルをマッチングさせていることがわかると思います。
また資料の内容やお客様とのやり取り、売上率などを具体的に表現しているので、印象に残りますよね。
書き方のポイントを押さえれば、このような小さな経験でも、採用担当者の心に刺さる志望動機は書けますよ!
志望動機 3つの注意点
志望動機を作るときは、この3つはNGです。
- 抽象的な表現にしない
- 使い回ししない
- 見本や例文をパクらない
ポイントを解説します。
抽象的な表現にしない
抽象的な表現は相手の印象に残らないし、インパクトもありません!
必ず具体的なエピソードや数字を使って、あなたの経験やスキルが相手に伝わるように書きましょう。
使い回ししない
よく履歴書や職務経歴書を使い回している人がいますが、採用側から見るとすぐにバレます。
だからどの会社にも使えるような志望動機は絶対にNG!
僕は採用担当の経験がありますが、使い回しの志望動機はどの会社にも合うように書かれている分、内容がぼんやりしています。
そうなると熱意が伝わらないので、「本当に入社したいの?」と疑いたくなりました。
手を抜かずに、応募する会社ごとにしっかり丁寧に作成しましょう!
見本や例文をパクらない
転職サイトに出ている志望動機の見本や例文をそのままパクることはNG!
部分的に活用するのはいいですが、あなたのオリジナリティが出せるような志望動機になるように注意しましょう。
40代は転職理由も大事!
40代は志望動機の他に、転職理由も書類選考や面接で合否の基準になります。
だからきちんと理由をまとめておくことが大事!
どうして大事なのかというと、答え方に困る場合があるから。
40代で今の仕事を辞めて転職するということは、相当な理由があるはず。
たとえば人間関係や待遇の悪さなどネガティブな理由で辞めたい方も多いと思います。
仕事のストレスで限界を感じる!40代の対処法・注意点を紹介【転職もあり】
仕事が嫌すぎる…会社に行きたくない40代の対処法はコレです!
だからといって「パワハラ上司が嫌で転職を考えました」と正直に答えることはNG!
相手からすると「うちの会社でも同じ状況になれば辞めるのでは?」と思うからです。
そうなれば「ストレス耐性のない人」という判断で採用は見送られるでしょう…。
そうならないためのポイントがこちら!
たとえネガティブな理由で転職する場合でも、そこはポジティブな理由に変換して答えるのが鉄則!
たとえば上司との人間関係の場合、こんな変換をしてみましょう。
ポジティブな理由に変換した回答がこちら。
転職理由はこれが正解なんです!
見方や言い方を変えるだけで伝わり方も変わります。
ポジティブな転職理由は、あなたの印象を良くするのでぜひ試してみてください。
【40代必見】失敗しない転職理由の作り方とポイント・面接にも有効!
まとめ:40代は志望動機で転職が決まる!
40代は志望動機がしっかり書けないと、書類選考や面接の通過は難しいです。
でもご紹介した志望動機のテクニックを使えば、40代らしい志望動機が作れるので安心してください。
最後にポイントをおさらいしましょう。
✔️相手の心に刺さる志望動機のポイント
40代に求められているのは、即戦力です。
✔️志望動機に必要な3つの準備
- 自己分析
- キャリアの掘り起こし
- 会社研究・求人情報の理解
この準備がなければ、相手に刺さる志望動機は作れません。
✔️書き方の基本パターン
- どうしてこの求人に興味を持ったか?
- 自分の強みや経験・スキルをどう活かせるか?
- どんな貢献ができるか?どうなりたいか?抱く未来を伝える
この流れでストーリーを考えましょう。
✔️書き方のコツ
- 具体性・オリジナリティを入れる
- 熱意を伝える
このコツを押さえれば、他の人とは一味違う内容になり、採用担当者の印象に残る志望動機になります。
✔️相手に伝わる書き方テクニック
PREP法を使えば簡単に内容が伝わる文章が書けます。
このテクニックを取り入れれば、今よりバージョンアップした志望動機になりますよ。
どうしても自分ひとりで志望動機を作れないときは…?
転職エージェントを利用するといいですよ。
どうしても志望動機が書けない方は、悩んでいるよりも転職エージェントに相談すべきです。
悩んでる時間がもったいないです!
40代には有益!転職エージェントの上手な利用法【ポイントは信頼関係】
この記事を参考に、相手の心に刺さる志望動機を作りましょう。
そうすれば40代からの転職が成功に近づくはずです!
自己分析のやり方・履歴書の書き方についてはこちらで解説!
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